ヘルプ

Symbiontの使い方をセクションごとに解説します。

はじめに

MIDI接続の準備

  • Korg Volca Sample 2をUSB-MIDIケーブルでMacに接続
  • Symbiontを起動すると、Volca Sampleデバイスが自動検出される
  • 自動検出されない場合は、MIDIモニターウィンドウのデバイスセレクタで手動選択
  • 緑色のインジケーターで接続状態を確認

Multi/Singleチャンネルモード

  • Multiチャンネルモード(デフォルト): 10パートがMIDIチャンネル1〜10に割り当てられる
  • Singleチャンネルモード: 1つのMIDIチャンネルでNRPNメッセージを使用して全パートを制御
  • MIDIモニターウィンドウで切り替え

基本的な使い方

プロジェクトの作成・読込

  • New Data (+N): プロジェクトとサンプルデータを初期化。未保存の変更がある場合は確認ダイアログを表示。
  • Open (+O): vlcspllibファイル(KORG MS Librarian形式)を開く
  • Save (+S): 現在のファイルに上書き保存。ファイルが未指定の場合はSave Asにフォールバック。
  • Save As (++S): 新しいvlcspllibファイルとして保存

vlcspllibファイル

  • KORG MS Librarianフォーマットと完全互換
  • 16シーケンスの全パラメータ、ステップデータ、モーションデータ、サンプル音声を含む
  • SymbiontとKORG MS Librarian間でデータを共有可能

サンプルの取得

  1. Volca Sample 2を接続
  2. TransferメニューまたはSample Managerから「Fetch All Samples」を実行
  3. ヘッダー情報を取得後、各スロットのサンプルデータを順次取得
  4. 大きなサンプルはリトライが必要な場合がある(最大3ラウンドまで自動リトライ)
  5. フェーズインジケーター(Header/Data/Retry)で進捗を表示

シーケンスの編集

  1. 左サイドバーからシーケンス(SEQ 1〜16)を選択
  2. 各パートのパラメータノブで値を調整
  3. Stepsボタンでノブ表示とステップシーケンサーを切り替え
  4. Active Stepsで個別ステップの有効/無効を切り替え
  5. ノブをドラッグしてパラメータを調整

デバイスへの送信

  • Sequence Editor右パネルまたはTransferメニューのSendボタンを使用
  • デバイスデータ書き換え前に確認ダイアログを表示
  • SysEx転送中はオーバーレイが表示され他の操作がブロックされる

詳細ガイド

モーションシーケンス

  • 起動方法: パラメータノブを長押し(0.5秒)するとモーションエディターが開く
  • 描画: エディター上をドラッグしてモーション曲線を描画(1パラメータあたり64ポイント)
  • 補間: 各ステップに4つのデータポイントがあり、ポイント間は滑らかに補間される
  • センター基準パラメータ: Pan、Speed、PEG Intensityは中央値からの±値で表示
  • Chromatic Speed: Chromaticモード時は-24〜+24の範囲(内部値40-88)
  • クリア: Clearボタンで現在のパラメータのモーションデータをリセット
  • 閉じる: ×ボタンでノブ表示に戻る
  • 再生位置表示: Preview via MIDI再生中は現在のステップがハイライト表示

Speed / Chromatic Speed

  • Speedノブにはモード切替ボタン(音符アイコン)がある
  • Speedモード: 標準スピードコントロール(0-127、中央=64)
  • Chromatic Speedモード: 半音単位のピッチ制御(-24〜+24、中央=0)
  • 値はモードごとに独立して保持 — モード切替しても両方の値が維持される
  • モーションデータのタイプでインジケーター色が決まる: Speed=赤、Chromatic=青

パートコピー&ペースト

  • あるパートの全パラメータを別のパートにコピー
  • Editメニューまたはコンテキストメニューから利用可能
  • ノブ値、ステップデータ、モーションデータすべてがコピーされる

サンプルのCut/Copy/Paste

  • Sample ManagerでEditメニューの操作を使用
  • Cutはソーススロットからサンプルを削除
  • Copyはサンプルデータを複製
  • Pasteは選択したスロットにサンプルを配置

ドラッグ&ドロップインポート

  • オーディオファイルをSample Managerのサンプルスロットに直接ドラッグ
  • 対応フォーマット: WAVなどの一般的な音声形式
  • スロットにサンプルが既にある場合は確認ダイアログを表示
  • 音声は自動的に16ビット31250Hz PCMに変換

キーボードパッドトリガー

  • Controllerタブでキーボードの1〜0キーでパート1〜10をトリガー
  • キーを押すと対応するパートにNote Onメッセージが送信される

トラブルシューティング

MIDI接続の問題

  • Volca Sample 2の電源が入っていてUSB-MIDIで接続されていることを確認
  • 他のアプリケーションがMIDIデバイスを排他的に使用していないか確認
  • MIDIモニターウィンドウでデバイスリストを更新
  • macOSの「Audio MIDI設定」ユーティリティでデバイスの認識状態を確認

サンプルFetch時のリトライ

  • 大きなサンプルほどデータ転送量が多く、パケットロスが発生しやすい
  • アプリは不完全な転送に対して最大3回まで自動リトライ
  • 継続的にFetchが失敗する場合は、USB-MIDIケーブルを抜き差しして再接続

送信中のオーバーレイ

  • SysEx送受信操作中はブロッキングオーバーレイが表示される
  • 転送中はデバイスを切断しないこと
  • オーバーレイが停止しているように見える場合は、タイムアウトまで待つ

外部クロック同期

  • Volcaの内部クロック使用時、SymbiontがMIDIクロックを送信
  • 外部同期の場合、Volca側で外部クロック受信を設定
  • Controllerに「SYNC」または「EXT」のステータスインジケーターが表示される

vlcspllibの互換性

  • KORG MS Librarianで作成したファイルはSymbiontで開ける
  • Symbiontで保存したファイルはKORG MS Librarianで開ける
  • 両アプリケーションは同じバイナリフォーマットを使用

キーボードショートカット

ファイル操作

ショートカット 操作
+ N New Data
+ O Open
+ S Save
+ + S Save As

編集操作

ショートカット 操作
+ X カット(サンプル)
+ C コピー(サンプル)
+ V ペースト(サンプル)
Delete 削除(サンプル)

コントローラー

ショートカット 操作
19, 0 パート1〜10をトリガー